DSP シリーズのメーター

ケーブルネットワークが新技術に移行し、最終的にあらゆるメーターが DOCSIS 3.1 と 1.2GHz ダウンストリームレンジへの移行が予測される中、今や VIAVI のメー系列の製品のすべてがケーブルサービスプロバイダーや請負業者に対してそれらの敷設とサービスのための測定機能を提供しています。 これらの信頼性の高いコンパクトな DOCSIS 3.1 メーターはその長いバッテリー寿命で有名です。

基本的な信号レベルメーター – 180 DSP

基本的なケーブル敷設ニーズ用の信頼性の高いツールである 180 DSP 信号レベルメーターは、コンパクトで頑丈な設計の使いやすいカラーユーザーインターフェイスと DOCSIS 3.1 OFDM 信号解析をはじめとする、比類のない一群のデジタルおよびアナログチャンネル測定機能を揃えています。

180 DSP は QAM 搬送波測定（ディープインターリーブを含む）を実施し、ハム^[1]、コンステレーション、イコライザータップ、MER、BER を表示します。これにより、64 および 256 QAM ダウンストリームチャンネルを素早く解析して品質の検証と損傷箇所の特定ができます。 180 DSP はまた、多数セットの OFDM 信号測定を行い、DOCSIS 3.1 配備先のテストを可能にします。 平均レベル、ピークツーバレー値、インチャンネルチルトに加え、PLC コンステレーション、レベル、プリ/ポスト BER、MER、経時的デコーダストレス、およびデフォルトプロファイル用のサマリーを表示することができます。

チャンネルプランのスキャンでは、全チャンネルラインナップの周波数応答をチャンネごとに色分けした棒グラフで表示したり、アクティブなチャンネルプランの関心対象のチャンネルだけ表示したりできます。チャンネルプランのスキャンではまた、チルト測定を行うために調整できるオンスクリーンマーカーもあります。

180 DSP は 4～205MHzのスペクトルを解析し、ピーク測定値、色分けマーカー、およびデルタ測定値を表示します。この機能には調整可能な検出器モードもあり、バースト過渡ノイズを収集するのに有用です。180 DSP は必要に応じて5MHz～1,250MHz^[2]のフォワードスペクトラム測定を行うことができます。

敷設、トラブルシューティング、認証

180 および 360 DSP 信号レベルメーターは高速な敷設テストとトラブルシューティング用に特化されています。これらのメーターにはすべて必要なアナログおよびデジタル信号測定が備わっており、最高品質の敷設を保証します。と同時に、システム事業者はフリート全体の装備に現実的な価格妥協点を見つけることができます。

180 および 360 DSP メーターは敷設業者や請負業者が基本的な RF 敷設をすぐに行えるようにします。基本的な RF 敷設を効率化し、敷設業者の仕事を楽にするために、メーターは直感操作のカラータッチスクリーンインターフェイス、簡単な合否インジケータ、および自動テストアプリを備えています。これらのメーターはエンジニアを念頭に作られたもので、短い充電時間から独特な内蔵 LED の点滅、および狭い暗所用に蛍光キーパッドが備わっています。

360 DSP は内蔵 DOCSIS 3.1 モデム、イーサネット、Wi-Fi 通信機能を持ち、テスト結果を簡単に StrataSync に送信され、リアルタイムに近い測定データの表示が可能です。

メンテナンスメーター - プラントメンテナンス - 1G DSP

システム全体のテストに必要なすべてを備えて 1 台の計測器でプラント全体を保守してください。1G DSP は、CATV、DOCSIS 3.1 ケーブルモデム、ギガビットイーサネット、および光テストを統合した便利な計測器です。

このメンテナンスエンジニアのメーターは経験豊かなエンジニア向けですが、経験の浅いエンジニアでも決定をしやくすし、標準プロセスと手順を効率化することで、エンジニアが効率的に作業でき、システム全体の正常性を向上させ、経験を積んでも同じメーターを使用できるようにする、パワフルなトラブルシューティングツールを備えています。

1G DSP は、専用イーサネットテストポートまたは内部ケーブルモデムを使って、1 ギガビット/秒までのスループットテスト速度を達成できます。メーターは、フルイーサネットサービステスト用にラウンドトリップまたはワンウェイの KPI 測定が可能です。1G DSP は、レイヤー 2 から 4 までの一定間隔でのペイロードテストを行うことでイーサネットのサービス保証品質 (SLA) とサービス品質 (QoS) メトリクスを検証できるように作られています。

光パワー測定については、交換可能な FC、SC、ST スタイルアダプタによりシングルモード (1310nm、1490nm、1550nm) 波長測定用のシングル入力ポートをオプションで装備できます。

1G DSP は高解像度・超高輝度の大型カラータッチスクリーンインターフェイス、簡単な合否判定インジケータ、パワフルなオートテストアプリを備えることで、トラブルシューティングを効率化し、エンジニアの仕事を容易にします。 他の目立った機能には、ウェブブラウザを使ったメーターのリモートコントロールや長いバッテリー寿命と短い充電時間、狭い暗所用の蛍光キーパッドなどがあります。このメーターは、パッチコード、パッチパネル、エンクロージャの損失点の位置特定用のビジュアルフォルトロケータ (VFL) もあります。

StrataSync

StrataSync は、VIAVI 機器の資産管理、構成管理および検査データを可能にするクラウドベースでホスティングされたソリューションであり、すべての機器に対し確実に最新のソフトウェアとオプションがインストールされるようにします。これは、在庫、検査結果、パフォーマンスデータをブラウザベースでどこでも簡単に管理し、エンジニアや機器の効率を向上させます。事業者はネットワーク全体のデータを結果解析に提供したり、測定従事者への通知やトレーニングに利用したりできます。

Trilithic DSP シリーズのメーターを StrataSync (ストラタシンク) との同期をとるためのオプションには、イーサネットや DOCSIS、あるいはデータ接続が確立している場合は WiFi（多数の WiFi ホットスポット）など数多くありあります。エンジニアはサービスアクティベーション用のテストがすべて実行されたこと、およびすべてのテストに合格したことを示すことが必要とされるため、決まったスケジュールでの同期がますます重要になってきています。これにより、サービスプロバイダはインストールしたシステムが正常に稼働していることを確信でき、請負事業者の場合にはインストール後の顧客の苦情による支払い遅れを回避する助けになります。

[1]180 DSP-Lite では、ハムは オプションです。

[2]180 DSP-Lite では、フォワードスペクトラム解析はオプションです。

利点：

• ケーブル敷設業者とフィールドエンジニアにフルレンジの RF 測定機能を提供
• カラータッチスクリーンにより、敷設業者は入力ミスを削減でき、意思決定も改善
• 1 つの自動テストアプリに複数テストがあることで技術プロセスと手順を統一する便利な手段を提供
• システム全体の正常性を向上させるためのパワフルなトラブルシューティングツール

アプリケーション：

• リターンスペクトル解析 (4～110MHz)
• レベル、C/N、QAM および OFDM 測定
• チルト測定を含む完全なチャンネルプランのスキャン
• チャンネルプランの自動検出による高度でありながら簡単なテストとトラブルシューティング

主な機能：

• 1.25GHz 周波数レンジ
• DOCSIS® 3.1 RF 測定とケーブルモデムサービステスト機能を備えたメーター
• チャンネルプランの自動検出